2022年8月21日 19:20
実は略語でした! 「ワイシャツ」、もともとの名は何でしょう?
筆者もそう思っていましたが、『広辞苑』(岩波書店)を調べてみたところ、「Yシャツ」は当て字ということが判明。ホワイトとは何の関係もないYが定着しているという点も、なかなかおもしろいです。
カッターシャツは?
西日本では、ワイシャツのことを「カッターシャツ」と呼ぶ方もいます。例えば、中国地方のクリーニング店で「カッターシャツ特価100円」などという広告を見かけたことがあります。
この「カッター」、いかにも外国語からきた言葉のように思えますが、実は「勝った」をもじったもの。
『日本国語大辞典』(小学館)によると、スポーツ用品メーカー美津濃(現名ミズノ)の元社長さんがつくった言葉で、もともと「カッターシャツ」は商標名でした。
英語ではどういうの?
では、英語圏でワイシャツを買いたいとき、何といえばいいのでしょう。おそらく、「ワイシャツ」も「カッターシャツ」も通じないと思います。正解は、シンプルにshirt だけでいいようです。
さらに、men’s dress shirts やmen’s business shirtsなどにすると、よりワイシャツに近づきます。