2022年10月28日 19:00
実は略語でした! 「シャーペン」、もともとの名は何でしょう?
と呼ばれていました。
国産のシャーペンが登場したのは1915年。製造業者の早川徳次氏が、金属製の「早川式繰出鉛筆」を発売。その後、名称を「エバー レディ シャープ ペンシル」としました。
そこから「シャープペンシル」となり、今ではシャーペンと略されています。
シャープのシャーペン…!?
国産シャーペン誕生後のサイドストーリーも興味深いのでご紹介。
昭和世代にはおなじみの話かもしれませんが、シャーペンを考案した早川氏が興した会社が「シャープ株式会社」。今はご存じのとおり、文具メーカーではありません。
シャープ公式サイト内の『創業者早川徳次物語』によると、当時「エバー レディ シャープ ペンシル」は大ヒットし、アメリカでも特許を取得。事業が急成長し、工場も増やして社員も200名を越えました。
しかし、1923年に関東大震災が発生。すべての工場が焼失したため、早川氏は事業を譲渡して大阪で再出発します。しばらくは文具部品を作っていましたが、1925年にラジオ放送がはじまり、国産ラジオの生産・販売を開始。そのラジオに「シャープ」の名前がつけられ、やがて社名にもなりました。
シャーペンは略語でした!
シャーペンは、「エバー レディ シャープ ペンシル」