2022年11月16日 19:30
“クリスマスに毒ガス”で迫る危機…最期の日に取った衝撃の選択【映画】
でも、彼はプロの俳優で、これまでもプロとして仕事をしているので、今回は私もプロの俳優として彼を演出しています。
子育てで意識しているのは、自由を与えること
―子どもたちの才能を伸ばすために、子育てで意識していることはありますか?
監督私が実践しているのは、子どもに自由を与えること。それは親に同意しない自由や親に挑戦する自由、親が間違っていると思えば疑問を呈する自由です。それくらいお互いを尊重し合えるようなオープンな関係を持ちたいと考えています。
そうすることで、子どもたちは感情的な自己というものに気づくことができると思いますし、それが大事なことなのです。うちには子どもが3人いるので、それぞれの視点が違うことによってよくケンカをしていますが、私の家ではそういうことができる自由がある環境にしたいと考えています。
―また、本作では人々がさまざまな社会的重圧を抱えるなかで、どう過ごしていくのかを追求したかったということですが、そのなかでもいま監督が危機感を抱いているのはどんなことでしょうか。
監督毎日いろんなニュースを追っているなかで、アメリカの人種差別やウクライナの問題、そして飢えに苦しむ子どもたちなど、どれも心が痛むものばかりで終わりがないように感じています。