Saucy Dog、最新作は「バンドとして、3人が大人になったのを感じられるアルバム」
今作の中で、特に思い入れの強い楽曲をたずねると、3人は揃って「怪物たちよ」を挙げた。
「攻めた歌詞もあるし、そこに合わせた楽曲感もある。穏やかなバラードもいいけど、私たちはバンドなので、こういう攻めた歌詞のカッコいいバラードが大好きなんです。それを形にできたことで自信に繋がりました。自分らのやりたいことが全部ハマった曲になったので、作りながら『これはいい!』と手応えを感じていましたね」(せと)
「『そんだけ』も好きですけど、総合的に好きなのは『怪物たちよ』です。歌詞も気に入ってますし、ベースのフレーズも自然に思い浮かびました。ライブで演奏しても、音源を聴いても、MVを観てもいい曲だなと思いましたね」(秋澤)
「これまで世間から見たSaucy Dogは、恋愛バラードのイメージが強かったんですよね。『シンデレラボーイ』はバラードではないですが、基本的に恋愛の曲が多かったので、『怪物たちよ』を好きって言ってもらえて嬉しいですね」(石原)
今やラブソングだけでなく、メッセージソングの印象も強くなった彼らだが、そこに至るまでには葛藤があったという。
「もともと、俺が作る曲は恋愛観よりも人生観の要素が強かったんです。