2015年11月16日 21:00
紀里谷和明監督に人生相談してみる【後編】 恐れるなかれ!人生に特別なんてない!?
って出てくるんですよ。だから僕は「いま、この子と話してるんだ!」って言いました。公立に行くべきか?私立がいいかなんて、僕がエラそうに言えないけど、学校を選ぶ前の段階で、その子に対して向き合って「どう生きるべきか?」と考えさせる――そこまでやっていれば、その子は自分で選ぶようになりますよ。小さいころから「自分の責任でやりたことをやれ」と言われたら、考えるしかないですから。
<相談>
20代、30代のうちに、これをやっておけばよかったと後悔していることはありますか?
もし、アドバイスとして、これはやっておいた方がいいぞ、と思うことがあれば教えてください。
紀里谷:何もない(笑)。悔いはないです。
――コンプレックスも(※【前編】参照)、後悔もない?
紀里谷:「あっちに行っておけば…」というのは、いまから振り返って言うことはできるかもしれないですよ。
でも、自分がやらなかったことは、やろうとしたけど、できなかったことだという自負がある。そういう意味で後悔はありません。選択に関しては、その時にそれが最善だと信じて選んだんだから、しょうがない。それが、自分の判断ではなく、他人のアドバイスや決断で決めたのなら悔いは残るけど、それすらも結局、その時は周りの助言を必要としていたと言えるかもしれないし。