くらし情報『【インタビュー】吉高由里子 2年間の充電期間を経て「やっぱり自分が引きずられるような作品が好き」』

2017年9月22日 16:00

【インタビュー】吉高由里子 2年間の充電期間を経て「やっぱり自分が引きずられるような作品が好き」

「美紗子のセリフは本当に少なくて、感情も表に出さない役でした。相手の感情を避けることをしないし、構え方も知らない、来るもの全部を受ける。こんなに受け身のお芝居は初めてで。普段はどんな役でも(現場を離れると役に)引っぱられることはあまりないタイプだと思っていました。でも、今回はロケーション地が持っている雰囲気なのか、夏の停滞している暑さや台風が近づく重力なのか、何かに引っぱられていました。撮影中は地方に行ったきりで、ホテルと現場の行き来だけ。自宅から現場に通える場合は、家に帰ることでリフレッシュすることができますが、この作品ではそれはできず…でしたが、結果的によかったと思います。とにかく簡単ではない現場でした」。


『ユリゴコロ』(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
そのなかでも特に大変だったと記憶しているのは、洋介と別れるダムのシーン。熊澤尚人監督が思い描く理想のダムを見つけるロケーション探しも大変だったそうだが、松山ケンイチさんの演じる洋介の想いと自分自身の想いをぜんぶ受け止るシーンだ。吉高さんは、こうふり返る。

「いままで感じたことのないベクトルから感情を持ってきて演じました。たしか撮影は2日間かけて、30カット近くあって、もう『なんなのっ』って思うくらい長い撮影でした。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.