2018年3月20日 13:15
“凱旋帰国”の辻一弘さん、夢追う若者にエール!「心に正直に」
と話していた。
■目指したのは「メイクに見えないメイク」
2012年に映画界から身を引き、現代美術家に転向した辻さんが、オールドマンから直接「あなたが引き受けてくれたら、私はこの映画に出る」と熱烈なオファーを受けて、久しぶりに映画の特殊メイクを担当することになったのは、有名なエピソードだ。
「映画はやらないと決心していたので、(オファーを受けると)人生を裏切る思いもあったが、やはりゲイリーと一緒に仕事がしたかった。最初にゲイリーには『セットでメイクはしたくない』と伝えたんです。大勢の人間がいる現場は精神的にもつらいので…。ゲイリーとチャーチル本人は、顔も体型も違う。バランスを意識しながら、メイクに見えないメイクを目指した。単に似せただけでは、演技につがらないですし。
周りからは『メイク技術の新しい基準を示した』と言ってもらえて、それもうれしかった」(辻さん)
■2020年に日本で個展開催を予定「あくまでメインは現代美術」
今後の活動に関しては「あくまでメインは現代美術」だといい、「2020年に日本で個展をやろうと思っているので、下調べやスポンサー探し、もちろん、創作活動もあるので忙しい」