2019年9月20日 17:30
敏腕殺し屋の第2の人生は俳優!? ダークコメディドラマ「BARRY」2年連続エミー賞受賞狙い撃ちなるか
今年も目前に迫ったテレビ番組のアカデミー賞ことエミー賞授賞式。FOXチャンネルにて9月23日(日本時間)朝9時から生放送される第71回エミー賞は、近年テレビ番組黄金期を迎え各部門ともに良作ひしめく大接戦である。
その中でも、最も激戦と言われているのはコメディ部門だ。一部メディアでは“ポストコメディ”とも呼ばれ、従来の面白おかしいコメディではない、ダークな笑いが光る作品が多く輩出されている。その代表格として2年連続受賞を狙うHBO製作、Amazon Prime Videoでシーズン1配信中の人気ダークコメディドラマ「BARRY」に改めて注目したい。
敏腕殺し屋が選んだ第二の人生は俳優!?
元海兵でありイラク戦争退役軍人の主人公バリー(演:ビル・ヘイダー)は、退役後父親同然のように慕っているフュークス(演:スティーヴン・ルート)の元、アメリカ北部オハイオ州クリーヴランドで雇われの殺し屋として生計を立てていた。殺し屋と言えば、スーツに身を纏い颯爽と任務をこなすダンディな男性を想像するが、バリーは腕は確かだが、見るからにくたびれた中年男性である。
そんな彼は中年の危機か、生きる意味をすっかり見出せなくなっていた。