2020年7月24日 18:00
ポン・ジュノが激奨、シャイア・ラブーフと二人三脚『ハニーボーイ』の女性監督とは?
映画祭で常に話題となる独特な美学で知られる彼女は、最近ではポン・ジュノ監督から「2020年代に注目すべき気鋭監督20人」の1人として名前を挙げられている。
ハレル監督はラブーフと初めて会ったときの印象を、「初対面の夜から、本作について取り組み始めたようなもの。私たちは夕食をとりながら、父親についてたくさん話しました。初めて会った時は、映画を作る話はしなかったけれど、すぐにあり得ないほどの親しみを感じ、お互いに共感し合いました」と語る。
ラブーフの脚本作りについては、「彼は父親との複雑な関係性を理解し、“赦し“だけでなく、父親が受けるべき”敬意と名誉“を与えたかったのです。彼は脚本を作る上でキャラクター作りに重きを置いていました。ラブーフにとっては、オーティスを書くことが最も大変でした。理由のひとつは、自分自身をよく見せるような描写をしたくなかったから。
また、幼いオーティスに共感するのが難しかったからでもあります。当時の彼はとても幼かったけれど、自分自身を子供だとは思っていなかったのです。自分を大人のように感じていたんですね」とふり返る。
さらに、「ラブーフは謙虚で、自分からは決してルーカス・ヘッジズやノア・ジュプに口出したがらなかったのです。