2021年8月11日 07:00
リズ・アーメッド主演、“聴覚で味わう”映画『サウンド・オブ・メタル』劇場公開決定
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『ヴェノム』のリズ・アーメッドが難聴に陥るメタルバンドのドラマーを演じ、第93回アカデミー賞にて作品賞を含む主要6部門にノミネートされ、音響賞・編集賞を受賞した『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』の待望の劇場公開が決定した。
突如難聴に陥るメタルバンドのドラマーの主人公ルーベンが直面する状態を、観客がまるで彼になったかのごとく味わえる本作は、2021年を代表する映画の1本として、本年度アカデミー賞で作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞・編集賞・音響賞の6部門にノミネート、音響賞・編集賞の2部門を受賞した。
イブニング・スタンダード誌のレビューでは「ニコラス・ベッカーの並外れたサウンドデザインに観客は心を奪われる。大ヒット作『ゼロ・グラビティ』(アルフォンソ・キュアロン監督作)や『メッセージ』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作)を手掛けたベッカーは、本作でもあらゆる場面で革新をもたらしていて、端的に言えば、こんなにも聴覚で味わう映画は稀だ」と評し、そして「これは、滅多に出会えない映画だ」とも述べている。
本作を配信で観た方からは、人生を一変する困難に直面してもがく主人公の中に入り込まずにいられない映画の完成度の高さに感動しながらも、一様に「映画館で観たかった!」