『エゴイスト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ほか、6月プライド月間に観たいLGBTQ+が主体の映画&シリーズ
、助演男優賞(宮沢氷魚)、衣裳デザイン賞にノミネートされ、宮沢氷魚が最優秀助演男優賞を受賞。さらに香港国際映画祭、イタリアのウディネ・ファー・イースト映画祭などで上映され、アメリカのLGBTQ+をテーマとした最も歴史あるフレームライン映画祭、LGBTQ+映画を多数上映するプロビンスタウン映画祭での上映ほか、今秋には北米公開も決定している話題作。
14歳で母を失い、故郷を飛び出して、高級ブランドを鎧のように身に纏い生きてきたファッション誌編集者・浩輔と、病気がちなシングルマザーを支えるパーソナルトレーナー・龍太の親密な恋愛と、エゴとも呼べる“愛のあり方”を描いた。ドキュメンタリーのように手持ちカメラで人物たちを傍らから追うことで、表情は見えなくても心情まで感じ取れる息づく人間たちが映し出されている。
ドリアン・ロロブリジーダをはじめ、浩輔の友人たちはいずれもゲイ当事者であり、LGBTQ+の登場人物のセリフや所作などを監修するLGBTQ+インクルーシブ・ディレクターのミヤタ廉や、性的シーンでの所作や細かい部分を監修するインティマシー・コレオグラファーのSeigoを迎えている。
「こういうサポートがあるというのは日本映画において大きな一歩」