くらし情報『役所広司「本当にドキュメンタリーのよう」ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』でNY映画祭に登壇』

2023年10月16日 12:05

役所広司「本当にドキュメンタリーのよう」ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』でNY映画祭に登壇

役を演じるにあたって一番大切だったことはやはり、トイレの掃除をきちんとプロのようにみえるように練習することでした」と役所さん。

役所広司「本当にドキュメンタリーのよう」ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』でNY映画祭に登壇

ヴィム・ヴェンダース監督と共同で脚本を担当した高崎さんは、その脚本づくりをふり返り、「最初からヴィムとは、フィクションの存在をドキュメンタリーのように撮ろうと話していました」と語り、「ヴィムも僕も心がけていたのは、書いていないものをちゃんと書く、スクリーンに映っていない部分がちゃんと出るように、ということです。そして脚本に書いていないものを映像にするというのはやっぱり役所さんじゃないとできなかったなと思います」と語り、役所さんの“平山”としての佇まいを絶賛した。


役所広司「本当にドキュメンタリーのよう」ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』でNY映画祭に登壇

平山の行動や感情を、脚本からどのように捉えて演じたのか問われると、役所さんは「台詞は少ないけれどもとても美しい脚本で、そこから想像されるキャラクターに近づくために、毎日毎日トイレの掃除をしながら、サンドイッチを森の中で食べて、お風呂に入って、好きな本を読みながら満足して眠りにつく男というのは、どういう人だろうと思い浮かべながら撮影をしていました」と回答。「本当にドキュメンタリーのように、ほとんどテストがなく、本番だけを繰り返して撮っていたので、まるでそこで本当に生活をしているような撮影でした。

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