2024年2月4日 13:00
アリ・アスター、ホアキン・フェニックスと「手探りで映画を作った」『ボーはおそれている』撮影裏話&メイキングショット
今まで俳優と仕事をした中で、最高の経験になりました」と語り「私のトレーラーに入ってきた人の姿がちらっと見えた時、清掃スタッフかと思った。どことなく悲しげで不気味な感じの人だった。それがホアキンだと気づいて、私は悲鳴を上げて笑っちゃった」と肉体的にも徹底的にボーに変身したフェニックスの役作りに驚嘆する。
また、ボーが里帰りの途中で出会う外科医を演じた、ネイサン・レインはホアキンの人柄について「ホアキンに会う前は、彼がずっとキャラクターになりきるタイプの俳優だと思ってた。だからカメラが回っていない時も、“ホアキン”じゃなくて“ボー”と呼ぶように気をつけなきゃ、ってね」というが、実際は違っていたそう。
「私たちはホアキンがリーダーのいたずらっ子軍団みたいで、撮影が始まるのを待つ間、彼はみんなを笑わせてた。でも“アクション!”の声がかかると、彼は一瞬でキャラクターに深く入り込める。彼にはそんな奇跡的な才能があったんだ」と、自由自在にオンとオフを切り替えられるホアキンの能力に驚きを隠せなかったことに言及している。
『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)