2014年11月28日 15:00
スティック型"Windowsパソコン"「m-Stick」登場、実機インプレと開発秘話
面白がって遊んでもらえれば、これまで想像できなかった活用法がたくさん出てくるのではないかと、ユーザーからのフィードバックも期待しているという。
○マウスコンピューターならではの作り込みで差別化
さて、m-Stickだが、ただ単に本体の大きさや最低スペックだけにこだわってしまうと、安かろう悪かろうの製品になってしまうことも有り得る。いち時期、値段が安いだけの粗悪なAndroidタブレットが市場に氾濫し、Androidタブレットそのものの使い勝手に悪いイメージが持たれてしまったような不運を、この製品では繰り返して欲しくないのだと平井氏は話す。
そこで、安定性や信頼性を重視していくという方針を確認した。それこそ、綺麗なハンダ付けや、実際に差が出るのかどうか微妙なレベルの冷却最適化、基板上の余計なパターンの削減など、見えない部分から気を使い、量産バージョン完成までに多くの試作を繰り返したという。わかりやすく差が出てくる部分でも、eMMCのチップや、通信チップにきちんとしたものを採用しようとこだわった。
ハードウェアに限らず、マウスコンピューターでは、OSの作り込みのところでもこだわったという。