くらし情報『日本未上陸の決済サービス「Apple Pay」とは何か(第1回) - Apple Payの仕組みとビジネスモデル』

2014年11月29日 11:30

日本未上陸の決済サービス「Apple Pay」とは何か(第1回) - Apple Payの仕組みとビジネスモデル

と呼ばれる16桁の数字で本来のカード番号とは異なる認証番号が設定され、これがSEに記録された状態で決済が行われる。

AppleはSE内に記載された情報は把握しておらず、iPhone自体も直近に行われた過去1回の決済内容を把握しているのみだ。つまりAppleは決済にはいっさい介在しておらず、決済情報はユーザーがカードを発行した銀行に問い合わせて確認するしかない。本来であればAppleは決済情報を記録して別のビジネス(行動把握による情報販売やお勧め紹介など)の展開が可能にもかかわらず、これを放棄している点が非常に面白い。

* Appleのビジネスモデルについて

ただし、これではAppleがApple Payから得られるものは何もない。そこで取引内容を把握している銀行から直接料金を徴収する「ビジネスモデル」を採用したといわれる。Financial Timesの報道によれば、100ドルの買い物あたり15セントということで、この手数料は0.15%ということになる。

通常カード決済は、取引を仲介する銀行(もしくはカード発行会社)が取り決めにより、引き落とし総額(つまり決済金額)から一定額(「"インターチェンジ"費」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.