2014年12月25日 10:05
オムニチャネル時代に重要なのは顧客時間の共有 - 良品計画 奥谷氏
マイナビニュースが主催するイベント「マイナビニュースフォーラム2014 Winter for データ活用」が12月9日、東京都・秋葉原UDXにて開催された。3つのキーノートと8つのセッションで構成される同イベントには、マーケティングや経営、システム構築に関わるビジネスパーソン300人が来場し、各セッションに聞き入った。
本稿では、良品計画にてWEB事業部長を務める奥谷考司氏によるキーノート第1弾「無印良品ネットストア『お客様と時間を共有する』CRM & Social Media戦略『MUJI DIGITAL Marketingの展望』」のレポートをお届けする。
○無印良品が大切にする「顧客時間」とは
小売業における重要なデータの1つに、POSより取得可能な購買データがある。しかし今後は、このデータだけに注目し判断していては勝ち残れないと奥谷氏は説明する。
「当社の掲げる顧客時間とは、商品の検討から購入、使用や消費に至るまですべてのフェーズを指します。オムニチャネル化が叫ばれる昨今、マーケティング施策において、これらの段階を考慮した上で、顧客にいかにリピーターになってもらうかや、いかにエンゲージメントを築いていくのかが重要だと考えています」