2014年12月25日 10:05
オムニチャネル時代に重要なのは顧客時間の共有 - 良品計画 奥谷氏
(奥谷氏)
同アプリの導入により、顧客時間に沿ったコミュニケーションチャネルの設置を実現し、生活者データの可視化を図る。そして、同データをマーケティング施策へ活用し、再度効果測定を行う。
しかし、同氏によれば、アプリ導入の目的はこれだけではないという。
「オムニチャネル時代でのコミュニケーションにおいて、顧客に、オンラインとオフラインの両方で時間を使って頂くことが重要だと考えています。MUJI passportは、店舗でのイベントページの閲覧や商品検索などの検討段階や、購入後の使用感や要望のヒアリングなど消費段階において、オンラインで時間を使ってもらうことを可能とします」(奥谷氏)
このように、オンライン上で生活者とのコミュニケーションを図り、マーケティング施策の可視化と持続的な来客数・売上の増加を担うのがMUJI passportの役割だという。
○MUJI DIGITAL MARKETING3.0にむけて
10月3日時点、MUJI passportのダウンロード数は約240万で、その3分の2がiOS利用。MUJIカードなどを含む各チャネルより取得するデータは、性別や年代、マイルステージ、購入・閲覧商品、累計購入金額、購入頻度、利用店舗、口コミなどとなる。