くらし情報『ANAとトヨタ紡織で開発3年、車産業での技術が生きた「体幹」シート誕生』

2015年4月21日 18:12

ANAとトヨタ紡織で開発3年、車産業での技術が生きた「体幹」シート誕生

B767-300型機(普通席260席仕様)に装着し、合計6機(計1,560席)を予定している。ANAの国内線に関しては、2012年にB777、B787の薄型軽量シートを導入。今回はB767-300の普通席を刷新することで、国内航空の旅のさらなる快適さを追求していくという。なお、今回の新シートは5,6年の使用を予定している。

○どんな体格の人もリラックスできるように

ANAが2014年上期に利用者へ実施したアンケートでは、改善を要望する項目として約1/4以上の人が座席を指摘していたという。ANAの狙いとしては、快適性の向上とともに効率的な運航を実現するために、座席数を確保しながら1席の空間を広げる工夫と軽量化による燃油費負担軽減を目指していた。

こうしたANAからの要望に対し、トヨタ紡織は改良の着眼点として「腰(骨盤)の安定」「座面の圧力分布の均一化」「自然なアームレストやテーブルの位置」という3点を設定。特に腰を安定させるために「体幹」を意識し、開発においても一番こだわったのがこの体幹だったという。
腰をしっかり支持することで、腰周りの筋肉の疲労を抑え、結果、よりリラックスできる座り心地になるという。

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