小出恵介、NYでつかんだ演技の本質「役者としての礎に」 4年ぶりドラマで手ごたえ
――最初の英語のレベルはどれくらいだったのでしょうか。
小さいときに海外に住んでいたこともありましたし、少ししゃべれると思っていたのですが、全く通じませんでした。通じないと「は?」という顔をされるので、それがつらくて早く伝わるようになりたいと思い、必死に勉強を頑張りました。
――どれくらいでコミュニケーションがとれるようになりましたか?
1年くらい経って少しずつ伝わるようになり、少しずつわかるようになりました。それまでは人と絡んでいる感じがしなくて本当につらかったです。
――コミュニケーションとれない段階から演技の学校にも通われていたんですよね?
行きました。あのときはわかっているふりという演技をしました(笑)。言語の学校ではなく演技の学校ですから、わかっていない顔をずっとしているのも失礼だなと思って。
――言葉を理解できるようになってから、演技の授業をようやく理解できるように?
こんな大事なことを言っていたんだなと、やっと気づくことができ、今まですみませんでしたって思いました(笑)
――演技に関して学んだことを教えてください。
よりミニマムに、その場所にその人間として立つことの大切さを痛感しました。