2015年9月3日 09:28
夏が終わっても紫外線対策に終わりナシ - 医師が教える「焼けない」コツ
最高レベルはSPF50+。
この2つに加え、最近注目されているのが、日焼け止めの「光安定性」だ。日焼け止めの安定性とは、紫外線効果の持続性のこと。「光安定性が悪い」という言葉は、紫外線照射によって日焼け止めの中に含まれる紫外線吸収剤が劣化し、その効力が減退することを意味する。
同じSPF値でも、日焼け止めによって光安定性は異なる場合があるため、光安定性の良しあしが防御効果に影響する。日焼け止めの選定には、使用場面に適したSPF値やPA値のみでなく、光安定性も重要な条件となることを覚えておこう。
ただ、紫外線対策で一番重要なのは、やはりじかに素肌を日光にさらさないことだ。日焼け止めをしたうえで、洋服や帽子、日傘を併用するなど工夫して、日ざしを防ぐようにしよう。
衣類などは、濃い色で厚手の素材である方が紫外線を通さず、より効果的にブロックしてくれる。
○曇り空でも、晴天時の6割の紫外線が
強い日差しが出ていない日でも、油断は禁物。曇りの日でも、晴れた日の6割強の紫外線が地表に届いているからだ。また、紫外線は頭上から降り注ぐだけでなく、壁や地面にあたって反射もする。海やスキー場では、特に反射する紫外線にも注意するようにしよう。