くらし情報『塩田紳二のアンドロイドなう (103) 「Android Mのプレビュー3」を試す(前編)』

2015年9月15日 08:30

塩田紳二のアンドロイドなう (103) 「Android Mのプレビュー3」を試す(前編)

(インストールしない)のどちらかしか選択がなく、インストールするということは要求に対してすべて許可を出すということになっていました。しかし、このやり方は、アップデートで問題が出ます。というのは、アプリの要求が変更になると、ユーザーが手動で許可を出さない限り、アップデートが開始されません。アンドロイドのアプリには、1週間に一回程度の頻度でアップデートするものもあり、また、投入直後のアプリでは、もっと頻度が高い場合があります。許可をインストール時ではなく、実行時に行うことで、アプリは、許可なしでインストール可能になります。

また、アプリの要求は多岐に亘ることが多く、ユーザーも個別にいちいち吟味することは困難です。しかし、こうした状況が、一見無害そうに見えるアプリが「連絡先」情報を勝手に転送するといった「個人情報収集アプリ」などが広まってしまう原因の1つでした。しかし、アプリが具体的に許可の必要な機能にアクセスした段階でユーザーに確認を取るという方式にすれば、アプリの名称などから、ユーザーが判断することが可能になります。


ただ、こうした機能は許可の確認が煩雑になる可能性があります。そこで、Android 6.0では、許可の必要な機能をグループ化し、グループに対して許可を出せるようにしてあります。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.