2021年10月24日 10:00
柴咲コウ、芸能活動の光と影「私の長所でもあり短所」「偽りたくない」
●岡田准一は「天下一品としか言いようがない」
新選組副長・土方歳三の人生を描く、司馬遼太郎氏(遼のしんにょうは点2つ)のベストセラー小説を映画化した『燃えよ剣』。『クライマーズ・ハイ』『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督のもと、主演の岡田准一をはじめ、見ごたえのあるキャストが集結した本作で、岡田演じる土方と心を通わす女性・お雪を演じているのが、柴咲コウだ。
主要キャラクターがほとんど男性のなか、紅一点で光り輝くお雪を好演している柴咲にインタビュー。あの時代にあって、自分で人生を選択しながら進み、自身のアーティスティックな面も消さなかったお雪に、共鳴する部分が多かったという柴咲の「自分を偽りたくない」生き方を聞いた。
○■人間は抑圧すればするほどダメになる
――岡田准一さんとは初共演です。率直に、一緒にお仕事された印象は?
天下一品としか言いようがないです。お雪とのシーンではちょっとシリアスだったり、いわゆるラブシーンのような雰囲気が多いので、静かに過ごしていたイメージですが、殺陣のシーンになると鬼気迫るものがありました。圧倒的なものがありますね。
あの時代に生きていてもおかしくないと思いましたし、その切り替わりがめちゃくちゃセクシーだと思いました。