2016年3月11日 08:00
サイバー犯罪者はどこを標的にする? Vormetricがレポートと新機能を発表
同レポートによると、現在の日本の状況について、次のようにまとめられている。
日本企業・団体の93%がデータ脅威に対して脆弱であると感じている
外部からの脅威として感じているのは、サイバーテロリスト77%、サイバー犯罪76%
データへの脅威や脆弱性を感じているにもかかわらず、重要データを守るための投資の増加を考えている企業はわずか30%
発表同日に行われた記者発表会では、米Vormetricのマーケティング担当副社長であるTina Stewart(ティナ・スチュワート)氏から、レポートの内容について解説された。Stewart氏によると、「日本の回答者の25%がデータ漏洩を経験している」という。しかし、「93%がデータ脅威に対して脆弱である」と感じているにも関わらず、「データセキュリティへの投資を拡大する」という企業は31%にとどまる結果となった。昨年の調査では27%という数値だったことから、それを考えると「朗報と言えるのかもしれない」とStewart氏はコメントした。
また、データ脅威に対する防御策について、日本とグローバルでは状況が異なるという。日本企業はこれまで、モバイルデバイスやPC、eメールに対してセキュリティ投資を行ってきたが、多くのデータが保存されている「サーバ」