2018年5月10日 07:00
吉田羊主演・映画『ラブ×ドック』に見た、アラフォー女性の本音と恋愛と下心と
恋愛に奔放で自分至上主義の飛鳥のようなタイプは女性に嫌われる。私の周囲にもいるし、自分もその一派だろうし、誰だってその要素をはらんでいると思う。でも安全マークのついた、淡々とした恋愛なんて楽しくない。この映画を見ているとそう言いたくなってしまう。
飛鳥のこんなセリフがあった。
「あれだけ痛い思いしているのに、また恋しちゃうんです」
年齢を重ねていくことで(何かの歌詞みたいだけれど)経験が邪魔をして、恋愛に踏み出しにくくなると思う。でも実は恋をするきっかけはたくさん転がっていて、ちょっとした下心を突くだけでいいのだと作品を通して飛鳥先生が教えてくれるのだ。
○「女が全力で生きて何が悪い」吉田羊の背中がそう語りかけてくる
ダメ恋愛を重ねてきた女性は、アル中と似たようなものでそんな簡単には抜けられるわけがない。
また飛鳥は恋をするのだけれど、相手はひとまわり以上年下の部下。危険な恋愛を止めてくれる薬が動かないのなら……? とここで彼女は初めて恋する気持ちの責任を自分以外に押し付けてしまうのだ。この続きは映画を見てのお楽しみ。
仕事は失ったらもう一度積み直せばいい。この世の中、本当にどうにかなる。