2011年12月31日 17:00
【コブスくんのモテ男道!】内科医に聞く。便秘・下痢と痔(じ)の関係とは!?
便秘や下痢のときになってしまう痔(じ)……。事前に防ぎたいけれど、なかなか人には相談しにくいものです。そこで、内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、痔(じ)の原因と予防法についてお尋ねしました。
■便秘や下痢は肛門に大きな負担がかかる
――便秘や下痢のときに痔(じ)になりやすいのは、どうしてでしょうか。
泉岡先生痔(じ)は、一言で言うと血流障害、血管のトラブルです。便秘や下痢になると肛門の血流、血管に大きな負担がかかり、痔(じ)になる確率も高くなります。
例えば、便秘などで便が硬くなると、排便のときに肛門に圧力がかかり、出口が切れて「きれ痔(じ)(裂肛)」になります。下痢の場合は粘膜に便がたまっている状態なので、普段より肛門が刺激されて細菌感染を起こしやすくなります。
また、肛門付近にある静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まった部分がうっ血してはれ上がり、「いぼ痔(痔核)」になることもあります。
■アルコールや香辛料は痔(じ)の大敵
――痔(じ)の予防法を教えてください。
泉岡先生痔(じ)の症状が出るかどうかは、普段の生活習慣が大きくかかわります。