2015年2月25日 19:15|ウーマンエキサイト

マネープラン、ライフプランは本当に必要? スタンフォード大学に学ぶ、不透明な未来への備え方(その2)

前回の冒頭でも触れた、「今のような将来が不透明な時代にプランニングを行う意味なんてあるのですか?」という質問について、プランドハプンスタンスという考え方を引用し、キャリア構築の理論としては、変化が多い時代だからこそ「予期せぬ出来事」を「チャンス」に変える姿勢が重要とお伝えしました。
マネープラン、ライフプランは本当に必要? スタンフォード大学に学ぶ、不透明な未来への備え方(その2)

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今回は、変化が多い時代のライフプランニングを成功に導くために大切なことについてお話しします。

■変化に対応する姿勢をプランニングする経済の状況も個人のライフスタイルも変化の多い現代では、一度立てた計画が大きく変わってしまう可能性もあります。

だからこそ、ファイナンシャル・プランニングも数字だけの計画ではなく、「変化にどう対応するか」という自分の姿勢について「プランニング」する必要があります。具体的な例をいくつかご紹介しましょう。

「景気が悪化し、お給料が下がるのが不安でしたが、ただ心配していても時間の無駄ですよね。そうなったときにでも家族でレジャーを楽しめるよう貯蓄を増やしたり、転職に備えてスキルを磨いたりします。」

「失敗したくないので投資を避けていましたが、年金が不足したときに備えて、勉強しながら少しずつ無理のない額から始めてみようと思います。」

「もう1人子供が欲しいけれど今後の教育費が上がりそうで諦めていました。でも、必要な教育を見極めたり成長に合わせて少しずつ私が働いたりして工夫すれば大丈夫そうです!」

このように、未来に不確実な要素があるからこそ、「いま自分ができることは何だろう」と考えるのが、ファイナンシャル・プランニングを行う意味なのです。


そうした考え方は、つくったプランを実行に移す段階にきた時にも必要です。きっちりプラン通りに行動することが重要なのではなく、自分の望むライフプランを実現するためにはどんな準備が必要なのかを知ること。そして、目先の成果ではなく「少しずつ調整しながらであっても自分らしい未来に近づいている」と安心できること。それらを重視することで、未来はもちろんのこと、今を充実して過ごせるようになります。

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