アラサーの一人暮らしで貯金はできる?タイプ別に手取りや家賃を公開!

今どきのアラサーのリアル家計をチェック!生活マネー相談室代表でファイナンシャルプランナーの八ツ井先生に、アラサー女子2人の家計をチェックしてもらいました。リアルな指摘から、正しいお金の使い方&貯め方が見えてきます!

● Nさん(仮名 30歳)
派遣社員 月収20万(手取り)/ 独身 実家暮らし

アラサーの一人暮らしで貯金はできる?タイプ別に手取りや家賃を公開!
短大卒業後、正社員として3年、アルバイトとして5年、派遣社員として2年の経験を持つ社会人。一時は一人暮らしをするという目標のために100万の貯蓄を20代半ばでするも、ふと実家暮らしの楽さに気が緩み、以降は入って来れば来るだけ使ってしまう貯蓄20万の生活を継続中。

月収(手取り)20万(月によって残業代が付くとMAX31万のときも)
貯蓄額20万

家計簿
家賃 0円 実家暮らし。たまに1~2万家にお金を入れる程度。

自宅での食費 0円
水道光熱費 0円
外食費 3万
電話通信費 1万
洋服・美容代 10万(洋服3万、エステなどの美容代7万の割合)
医療費・保険代 6000円(掛け捨ての保険)

お金の使い方=生き方です!アラサーの一人暮らしで貯金はできる?タイプ別に手取りや家賃を公開!
八ツ井先生:貯蓄が少ないようですが、将来に対する不安はありますか?
Nさん:今のところ不安はないです。もしも何か起こっても、家族や親戚、誰か頼れる人がいる気がしているので、貯金より「今」楽しいことをつい優先してしまいます。

八ツ井先生:「今」を大切にするのはいいことですが、お金の使い方が、あまりにも「今」の優先順位が高いように感じます。今後、やっぱり家を出たい、子どもが欲しいなど、やりたいことが出てきた時に、今のお金の使い方では、選択肢がお金の都合で狭くなってしまいます。
また、洋服・美容代が10万と高額ですね。「自己ケア」はとても大切ですが、「お金を大切に使う」も「自己ケア」の重要なひとつです。Nさんは、お仕事、大変ではないですか?
Nさん:大変です。すんごーくストレスが溜まります。
私と同じ仕事量なのに正社員の方がたくさんお金をもらっていることに対してもイライラします。

八ツ井先生:そのストレス解消はどうしてますか?
Nさん:エステに行ったり……。
八ツ井先生:ストレスという気持ちのマイナスをゼロにするためにお金を使っているんですね。それではなく人生をプラスにさせるような使い方のがいいと思いませんか?

Nさん:プラスに持っていくにはどうしたらいいんでしょう?
八ツ井先生:何か目標を持ちたいですね。
Nさん:目標?ですか……?
八ツ井先生:お金は、自分の時間や労力を注いだ対価として得たものだから、いわば自分の分身です。給与明細を見れば、勤怠、支給、控除の三部構成になっていますから、支給額だけでなく勤怠も控除もきちんと見ましょう。その自分の分身を正しく使ったり貯めるためには、目標があったほうがいいですね。

Nさん:一人暮らしをしようと思っていた時は確かに100万貯められたんですよね。

八ツ井先生:買い物は、お金とモノやサービスとの交換です。大変な思いをして稼いだお金がそれと交換するに値するかどうか?目標に近づく支出となっているかどうか?いつも立ち止まって考える癖をつけるといいでしょう。

Nさん:どうすると見分けられますか?
八ツ井先生:まずは、レシートを持ち帰るようにしましょう。そしてそのレシートを計算して、月の総額を把握しましょう。次に大切なことは、なぜ買ったのか?思い返してみることです。見返して良い買い物だったら○、悪い買い物だったら×をつけます。それを繰り返していけば、無駄な買い物と自分にとって必要な買い物がなんなのかがわかってきますよ。買って一ヶ月後に買った当時と同じときめきを感じないのだったら、それは失敗の買い物です。

すぐに目標が見つからなければ、とりあえず目標貯蓄額でもいいでしょう。いずれにしても借入金もなく、クレジットカードもほとんど使っていないのは、いいことですね。まずは最初に2万円をよけてしまえば、その中で生活できるのではないでしょうか?

Nさん:確かに。最初からないと思えば、使わないですね。
八ツ井先生:まず最初の半年は月に2万。その次の半年は月に4万。徐々によける金額をあげれば、1年で36万貯まりますよ。お金が貯まる人の特徴は、手取りから最初に貯金額を引いて、残りで暮らすことできる人です。

Nさん:それだけで今の貯金額を軽く超えますね! やってみます!

八ツ井先生'S アドバイステク1 お金は自分の分身だと心得て大切に
2 レシートを持ち帰り、○、×をつけて買い物を仕分けする
3 収入があったら、先に一定額を貯金する


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