くらし情報『南米を代表する写真家アルバレス・ブラボが世田谷美術館で写真展。192点のモノクロプリントを年代順に公開』

2016年7月1日 17:00

南米を代表する写真家アルバレス・ブラボが世田谷美術館で写真展。192点のモノクロプリントを年代順に公開

《舞踊家たちの娘》1933 年 The daughter of the dancers, 1933

マヌエル・アルバレス・ブラボ・アーカイヴ蔵(C)Colette Urbajtel / Archivo Manuel Alvarez Bravo, S.C.


「アルバレス・ブラボ写真展-メキシコ、静かなる光と時」が、7月2日から8月28日まで、東京・砧公園の世田谷美術館で開催される。マヌエル・アルバレス・ブラボは、20世紀写真史に大きな足跡を残したメキシコの写真家。10年あまり続いたメキシコ革命の動乱を経て、壁画運動や前衛芸術が盛り上がりを見せた1920年代末に頭角を現し、最晩年の1990年代末に至るまで、一貫して独自の静けさと詩情を讃えた写真を撮り続けた。晩年の1997年、アルバレス・ブラボが95歳の時には、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で回顧展が開催されている。本展では、作家遺族が運営するアーカイヴの全面的な協力を得て、192点のモノクロプリントと多数の資料を、全4部、9章構成で年代順に公開。約70年におよぶアルバレス・ブラボの仕事の魅力を紹介する国内最大規模の本格的な回顧展となる。第1部では、身近な対象のフォルムを強調し、堂々たる記念碑のように撮るモダニズムの写真表現を試みた1920年代のみずみずしい初期作品をはじめ、モダン都市に変貌しようとする1930年代のメキシコシティで、パリを撮ったフランスの写真家ウジェーヌ・ アジェの作品にも感銘を受けながら、街の片隅でふと出合った光景を写し取り、温かみと同時に少々の不穏さも同居する作品などが展示される。

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