「股関節は360度動く関節でもあり、すべての動きに重要な役割を担う関節ですが、効果的に鍛えることが難しい部位でもあります。その点、四股の動きは股関節の可動域を広げるのに最適なんです。だから四股はトップアスリートだけでなく、子どもたちにも積極的にやってもらっています。」
もし安彦選手がJリーグ公式戦でデビューすれば、Jリーグ史上最年長でのプロデビュー記録を更新する。ゴールを決めればリーグ史上最年長初ゴールとなる。
ちなみに、現在の史上最年長初ゴール記録は、ブラジルの英雄“神様”ジーコが、1994年のJリーグ開幕戦で決めたゴールだ。ジーコはそれまでに世界のトップリーグで大活躍をした実績を引っさげて40歳でJリーグに参加した。一方の安彦選手は40歳になるまで一度もプロの世界でプレーしていない。安彦選手の40歳デビューがどれだけ規格外かがわかるだろう。
「本当にプロとして契約を勝ち取れるかわからない段階から、木村トレーナーは真剣に向き合い、本気でトレーニングを指導してくれた。僕が40歳でプロサッカー選手になれたのは数え切れない人のサポートがあったからですが、その中でも木村トレーナーへの感謝の気持ちは大きいです。