2021年8月30日 06:00
千堂あきほ語る少年隊の異常な人気「コピーのサインでも数ヶ月待ち」
「でも、関西育ちなのでお笑いは身近な存在でした。土曜の午後は吉本新喜劇をテレビで見ていたし、部活がない休日、友達と行った映画館が混んでいると、『じゃあ、次の回まで吉本でも見て待ってる?』って、劇場に向かったりしていました。ドリフターズさんも大好きだったんですが、祖母と一緒に暮らしていたから、土曜8時は『暴れん坊将軍』(’78~’02年・テレビ朝日系)で、『8時だョ!全員集合』(’69~’85年・TBS系)はCMの間だけ見ていました」
■その場のノリでオーディションに応募
中学卒業後は、県立高校の演劇科へ進学した。
「芸能コースではありましたけど、舞台論や演劇史などを学んで幼稚園の先生になり、子どもが楽しく表現できる場を作るのが、将来の夢だったんです」
だが、クラスメートは本気で芸能界を目指している人ばかり。入学当初は気後れしたという。
「みんな『私が一番』『私を見て』というタイプで、いつも『劇団○○座に受かるには?』とか『○○のオーディション、どうする?』という話をしていて……。自分とはまったく違う人の集まりだと思っていました」