くらし情報『千堂あきほ語る少年隊の異常な人気「コピーのサインでも数ヶ月待ち」』

2021年8月30日 06:00

千堂あきほ語る少年隊の異常な人気「コピーのサインでも数ヶ月待ち」

そんな友達に囲まれていたこともあり、“その場のノリ”で、一緒に撮った写真を、雑誌に掲載されていた『ロッテ CMアイドルはキミだ!』というオーディションに応募することに。

「受かるなんて思っていなかったのに『審査に通ったので、歌を歌いにきてください』と電話があったんです。親は『高校卒業後の進路を考える大事な時期に!』と言いつつも、『まあ、今しかできない貴重な体験だ』と、最終的に参加させてくれたんですね」

だが、急に「歌いにきてください」と言われても、アイドルの曲はほとんどわからない。そこで姉の部屋に入り、偶然、手に取ったカセットテープに入っていた中森明菜の『ジプシー・クイーン』(’86年)を、オーディションで披露することにした。

「歌のレッスンもしていなかったし、自分でうまいと思ったこともなかったのですが、なぜか参加者300人くらいのなかの10人に選ばれて、東京の本選に出ることに。父が同行してくれたんですが、東京観光の気分だったものだから、ディズニーランドに行ったこと、帰りの新幹線の食堂車でご飯を食べたことくらいしか覚えていません(笑)」

オーディションではグランプリこそ逃したものの、その後、芸能プロダクションの社長がスカウトのために、何度も実家を訪れた。

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