2022年9月1日 06:00
秋の臨時国会でコロナ5類格下げか ワクチン実費は3500円、初診4236円に!
軽症であれば、5類に引き下げられても今までと同様に市販薬での対応も可能だ。
一方、中等症となると入院が必要になってくるケースが多いだろう。東北大学病院内科総合感染症科の児玉栄一先生はこう話す。
「ただベッドに横になって管理するだけでも、1日1万円はかかります。さらに経口の抗ウイルス剤・ラゲブリオやパキロビッドは5日間で約3万円強。酸素も必要な場合もあるので、10日入院では20万円以上(すべて3割負担)になる可能性があります」
重症化してICUの入院となれば、24時間体制で管理されるため、1泊100万円以上、10日なら1000万円近く医療費がかかる。
「しかし、高額療養費制度を利用すれば、1カ月の医療費の上限額(一般的な収入の家庭ならば約9万円)を超えた分は返金されます。ただし、月をまたぐようなら、上限額を2回分支払わなければなりません」(児玉先生)
さらに気になるのがワクチンの費用だ。
前出の古川先生に聞いた。
「ワクチンに関しては、インフルエンザワクチンと同様に、公費助成があると3000〜4000円ほどになると推測します」
つまり、3500円前後のようだ。
ところが、現行のワクチンはオミクロン株に対応していない。