くらし情報『コロナ後遺症の新事実 感染でアルツハイマー病発症リスクは94%増、脳卒中は50%増』

2022年10月20日 06:00

コロナ後遺症の新事実 感染でアルツハイマー病発症リスクは94%増、脳卒中は50%増

スマホの操作に手間取る、車の運転や機械の操作に支障が出るという事例もありました」(大塚さん)

このような“認知機能障害”は、コロナ後遺症の症状としてかねて指摘されてきた。

実際に、10月8日付のNHK NEWS WEBによると、日本集中治療医学会が全国32の病院で人工呼吸器による治療を受けたコロナ重症患者らを対象に、アンケート調査を実施したところ、回答のあった209人のうちの53.1%が、集中治療室を出てから1年以上経過したあとも「物忘れなど認知機能に不調をきたしている」と回答していたことが明らかになっているのだ。

■脳卒中を起こす可能性が50%も増加する

海外でも、後遺症に関する大規模な研究が行われている。9月22日付の医学雑誌『ネイチャー・メディスン』には、コロナに罹患することで認知障害をはじめ、さまざまな病気のリスクが上昇するという衝撃の研究結果が発表された。

ボストン在住の医師で医学博士の大西睦子さんが、この論文を次のように解説する。「この研究によると、コロナに感染した人は、感染していない人と比較して、1年以内にパーキンソン病やてんかんなどの神経疾患を患う率が7%増加、脳卒中を発症する率は50%増加、記憶障害を発症する率に至っては、なんと77%も増加したというのです。

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