くらし情報『コロナ後遺症の新事実 感染でアルツハイマー病発症リスクは94%増、脳卒中は50%増』

2022年10月20日 06:00

コロナ後遺症の新事実 感染でアルツハイマー病発症リスクは94%増、脳卒中は50%増

すると、コロナ陽性となった人は、そうでない人に比べ194%アルツハイマー型認知症になりやすいことが明らかになったのだ。

■後遺症患者の多くは軽症者が占めている

ウイルスの感染力が高まっていることで“再感染”のリスクが上がっていることも気がかり。後遺症に影響はないのか。

「先ほどと同じジャド・アルアリー教授らの研究チームが、次のような査読前の論文を発表しています。一度も感染していない540万人、コロナに1回だけ感染した約26万人、2回以上感染した約3万9千人を比較したところ、感染回数が増えるごとに、なんらかの疾患による死亡率、心疾患や脳疾患の発生リスクが2倍に高まっていたそうです」(大西さん)

ただし、この論文は、複数のチェックを通っていない査読前の論文であるため、「参考にとどめて、再感染によるリスク増加にも注意する必要がある」と大西さん。加えて「軽症だったから大丈夫」と言えないことも明らかになってきている。前出の岡山大学病院の大塚さんは、こう指摘する。

「オミクロン株に置き換わってからは、酸素投与やステロイド治療が必要になるような肺炎は減少し、いわゆる“重症化率”は低下しています。

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