2022年11月11日 11:00
1LDKが500万円!住宅ローンがいらない、24時間で建つ「3Dプリンター住宅」
(『日経トレンディ』)で20位にランクイン。
驚くのはその工期の短さで、施工開始からたったの23時間12分で竣工してしまったのだ(基礎工事を除く)。
このSphereは、広さ10㎡の球体状で、インフラは電気設備のみ。
水道などの設備はついていないが、グランピング施設や趣味の部屋といった用途・目的で年内、すでに6棟の販売が決定している。
そしてーー。
「来年の春には電気、ガス、水道のインフラはもちろん、キッチン、バス、トイレも完備した49㎡、1LDKの『フジツボ モデル』の販売を目指しています。
こちらも施工時間は24時間以内、価格は500万円を予定しています」(飯田さん・以下同)
夫婦2人で暮らすには十分な本格的住宅が、そんな短時間&安価で手に入るなんて、そりゃ50〜70代からの問い合わせが殺到するのもうなずける、夢のようなお話だ。
飯田さんは、開発に取り組んだきっかけについてこう力を込める。
「私たちは“住宅ローンのない社会”を実現したい、そう考えて開発を始めました。
いま、日本人の住宅ローンの平均完済年齢は73歳。でも住宅ローンを組める人はまだよくて、40%の人は一生、家を持てないと言われており、その数字は過去10年で約10ポイントも上がっています。