くらし情報『元秘書・長尾玲子さんが初告白 寂聴さん、たった一度の弱音「私、傲慢だったわね」』

2022年12月30日 06:00

元秘書・長尾玲子さんが初告白 寂聴さん、たった一度の弱音「私、傲慢だったわね」

長尾さんは秘書を辞めたあと、昨年まで日本文藝家協会で著作権管理部長を務めた。

「著作権の仕事で瀬戸内に連絡すると、以前の調子で『来ない?』って言われるんですが、私も忙しくて。やがてコロナ禍となり、久しぶりに電話で話したときには、

『だあれも来ないの』

なんて言いますから、やっぱり寂しいんだと思いましたね」

昨年11月9日に訃報を聞き、その4日後に、身内だけの家族葬が執り行われ、長尾さん母子も最後のお別れができたという。

「娘さんやお孫さん、母と私など30人弱の集まりでした。その直後からですね、母がはあちゃんのことを語りだしたのは。

今、母がよく言っているのは、深夜早朝の長電話の相手がいなくなって寂しいということです」

長尾さん自身、寂聴さんに教わったことを大切にしながら、書くことは続けていきたいと語る。

「『夏の終り』『源氏物語』はもちろん、『いずこより』など私も大好きな瀬戸内の小説のこと、まだまだ語っていない2人のエピソードも、みなさんに知ってほしい。それが、はあちゃんを忘れないことにつながればうれしいですね」

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