くらし情報『得する「年金みなし繰下げ」活用法を荻原博子が解説! 年下妻は気をつけて』

2023年3月10日 15:50

得する「年金みなし繰下げ」活用法を荻原博子が解説! 年下妻は気をつけて

得する「年金みなし繰下げ」活用法を荻原博子が解説! 年下妻は気をつけて


’23年4月から年金の「特例的な繰下げみなし増額制度」(以下、みなし繰下げ)が始まります。

そもそも年金受給は原則65歳からですが、’22年4月に繰下げ期間が10年に延長されたため、受給開始は60~75歳から選べることになりました。65歳より遅く受け取る繰り下げでは、ひと月ごとに0.7%増額され、最長10年間の繰り下げでは0.7%×120カ月=84%もの増額が一生続きます。

年金の繰り下げには特に申し込みなどは不要で、自分で請求しなければ、繰下げ待機が始まります。そして年金を請求する際、繰り下げるかどうかを最終決定するのです。

65歳での年金額が年100万円のAさんが71歳で年金を請求するとき、現在の選択肢は次の2つです。

【1】繰り下げる場合

65歳から6年間の繰り下げで、71歳から受給が始まります。6年分なので0.7%×72カ月=50.4%の増額となり、年金額は年150万4000円です。


【2】さかのぼって一括受給する場合

65歳にさかのぼって、本来の年金額を一括で受け取ることもできます。しかし「年金は5年で時効」の法律があるため、5年分は受け取れますが、65歳から66歳になるまでの1年分はもらえません。

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