2021年8月7日 10:00
宝塚歌劇雪組新トップスター・彩風咲奈、お披露目公演への思いを語る
トップとして、“私はこういう風にしていきたい”という方向性をしっかり示していきたいと思っています」。
そんな彼女が今回挑むのが『CITY HUNTER』の冴羽獠だ。本作は、新宿を舞台にスイーパー(始末屋)として生きる“シティーハンター”冴羽獠と、彼を取り巻く個性的なキャラクターたちの活躍を描いたハードボイルド・コメディで、原作ファンも多い人気作。2019年には新作劇場アニメ映画とフランス実写版映画が好評を博した。「お稽古場でも空いている時間は常に漫画を手に持っていたり、家に帰ったら必ずアニメを観たり、なるべく『シティーハンター』の世界に触れるように心がけています。冴羽獠のキャラクターとしては、スーパーヒーローであり、女性にだらしないチャーミングな部分もあり、でも締めるところはちゃんと締めてカッコいいイメージ。あまり枠にとらわれすぎず、自由に表現していきたいなと思っています」。
(c)宝塚歌劇団
これまでも雪組は、少年誌コミックが原作の『ルパン三世』や『るろうに剣心』などに挑んできた。
彩風は、その経験が勇気になっていると語る。「今回、7割くらいがおふざけな役どころですが(笑)、カッコいいところはカッコよく、そして冴羽獠の心情の揺らぎなどもしっかりとお見せできるよう齋藤(吉正)