宝塚歌劇雪組新トップスター・彩風咲奈、お披露目公演への思いを語る

先生が仰っていて、第一幕のお芝居を通してショーを作ってくださることがすごくありがたいと思います。お稽古していても、体力の限界を超えていくくらいの気持ちで挑んでいますので、そのパワーをお届けしたいです」。

彩風は、トップとして組をどう率いていきたいか、今はまだ模索しているところだと話すが、「とにかく失敗を恐れず挑戦していきたい」と力を込める。「これまでいろんなトップさんの姿を見ていて、きっと私たちには分からないところで苦しい思いもされていたと思うのですが、皆さんどんなときも必ず前を向いている姿、自分のやることに責任と自信を持って挑まれている姿がとても印象に残っています。迷ってしまうこともあるかもしれませんが、そこで進むことをやめるのではなく、どんなときも前向きに向き合っていく姿勢を見せていきたいと思います。また、タカラヅカの男役としてトップという幸せな立場にならせていただいたからには、退団するその日まで“彩風咲奈の男役”を追求して、どう残していくかが大切だなと思いますので、もっともっと、貪欲に挑戦していきたいです」。

これまでさまざまな役を柔軟に表現し、公演を重ねるごとに存在感が増してきた彩風。