くらし情報『『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 』

2022年5月30日 18:00

『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

といった雰囲気と表情だ。

『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

中央 :仙厓義梵 《龍虎図》江戸時代後期(19世紀)永青文庫蔵※展示期間:5/21~6/19
この画風が人気をよび、仙厓の元には書画の依頼が殺到していたという。あまりの多忙ぶりに83歳のときには「絶筆の碑」を立て、絶筆を宣言したという。ところが、かえって人気が高まり依頼が増えてしまうこととなったそうだ。


『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

仙厓義梵《絶筆の碑図》江戸時代後期(19世紀)永青文庫蔵※展示期間:5/21~6/19
また、仙厓の兄弟子である誠拙周樗(せいせつしゅうちょ)が描いた《一つ目小僧図》もまた、見る人を引きつける作品だ。杖をついた盲目の僧侶が一つ目小僧に向かい合っているという、さまざまな解釈が可能な構図になっている。

『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

誠拙周樗 《一つ目小僧図》 江戸時代後期(18世紀末~19世紀)永青文庫蔵
続く「ようこそ禅画ワールドへ」は、白隠や仙厓、誠拙周樗などの作品を動物や風景画、福神図など画題ごとに紹介する。

江戸時代より前の禅宗絵画では、禅僧たちは理想郷のような風景を山水画として描いていたが、白隠や仙厓たちは、慣れ親しんだ風景を好んで描いていた。《西都旧跡図》は、仙厓が暮らしていた福岡の近く、太宰府周辺を描いた巻物だ。

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