くらし情報『『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 』

2022年5月30日 18:00

『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

仙厓義梵《西都旧跡図》江戸時代後期(19世紀)永青文庫蔵※前後期で巻替え
仙厓《虎図》は、自分のゆるい画風を逆手に取り「猫か虎かあててみろ」と見るものに問いかけている作品。はたして、猫なのか、虎なのか、仙厓自身にしかわからない。


『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

仙厓義梵 《虎図》 江戸時代後期(19世紀)永青文庫蔵
細川護立が積極的に集めていた白隠による《お多福粉引歌図》には、白隠が度々描いていたお多福が登場。お多福と布袋は白隠が得意とするキャラクター。ふくよかで愛らしい表情が印象的だ。

『仙厓ワールド』展、永青文庫で開幕 猫か虎か、当ててみろ!?  ゆるカワな禅画の世界をレポート 

白隠慧鶴《お多福粉引歌図》江戸時代中期(18世紀)永青文庫蔵
最終章となる「細川護立と禅画」では、設立者・細川護立と禅画とのかかわりを紹介する。護立は療養生活を送っていた十代の頃に白隠の書物を読んだことがきっかけで、白隠作品のコレクションを始めたという。その後、そのコレクションは白隠から幅を広げ、さまざまな禅僧の書画にまで広がっていった。

細川護立は38歳のときに自身の白隠コレクションを公開する展覧会を催した。「白隠墨蹟」は、そのときの主要な出品作や資料をまとめた書画集で、表紙絵が結城素明、見返し絵を横山大観と平福百穂という名だたる日本画家が手掛けている。

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