2024年5月2日 18:00
【ライブレポート】SPARK!!SOUND!!SHOW!!、15周年イヤーの幕を開ける東京ワンマン「メロウでグッドなメロディの曲は一切やりません」
ようやくブレスを入れるように観客に挨拶し「来てくれてありがとう」というタナカユーキ。またチヨは「攻め攻めのセットリストなので、僕らも頑張るからみなさんも頑張って」と告げると、タナカユーキが「今日は全部が仕上がった状態だ」とバンドが最高のコンディションであることを付け加えた。
2015年の1st EP『Chemical X』収録のファンキーでアグレッシヴな「ドツク」で始まった中盤は、新旧混じり合った曲で観客のテンションを指揮していく。サブスクには上がっていないレア曲「サイコインターネットマジック」や、16年目に突入したSPARK!!SOUND!!SHOW!!の最新型である極上にキャッチーなミクスチャーロック、新曲の「霊障サーキュレーション」で豪快に観客を揺さぶると、ここからはさらにSPARK!!SOUND!!SHOW!!の真骨頂。
目潰しのライトがビカビカと点滅するなか前のめりのビートと掛け合うボーカルで加速する「GODSPEED」で恍惚感を生み出すと、「感電!」でさらなる興奮の向こう側へとアクセルを踏みこんでいく。ブルータルなビートを背にフロントの3人は楽器を置いて声を上げ、会場内に旋風を巻き起こすこの曲。