2024年5月2日 18:00
【ライブレポート】SPARK!!SOUND!!SHOW!!、15周年イヤーの幕を開ける東京ワンマン「メロウでグッドなメロディの曲は一切やりません」
セットリスト上では「感電!」を2連打する予定だったが、イチローのタイミングが遅れ2発目はなしに(その雪辱をアンコールで晴らした)。しかしながら観客もこの辺で一休みする時間も必要だっただろう。
後半へと折り返すMCでタナカユーキは、「SPARK!!SOUND!!SHOW!!を知ってくれている人なら、我々がいいメロディで万人に届く歌を歌っていることもご存知ですよね」と観客に語りかける。ここらへんでバンドの一面でもある歌心ある曲をじっくりと聴かせてくれるのかと思いきや、「メロウでグッドなメロディの曲は一切やりません」と宣言し、後半もアクセルを踏み続けた。
「SCAR」から始まり、もはや笑っちゃうくらいに激しさを増したアンサンブルを奏で、アクロバティックに暴れていく。「STEAL!!」から「DEATHTRUCTION」へと怒涛の勢いで興奮を駆け上がっていって大きなシンガロングを起こしたかと思うと、ヒリヒリとした緊張感が漂うなかタナカユーキのモノローグでSPARK!!SOUND!!SHOW!!というバンドの反骨精神、無二の音楽や空間を作り上げていく内なる思いを一気に爆発させる「MARS」から、バンドで最初に作ったという「スサシのマーチ」