2024年1月11日 17:00
ヴァージニア・ウルフの代表作『オーランド』宮沢りえ主演で舞台化決定
PARCO PRODUCE 2024 舞台『オーランド』が、2024年6月から8月に埼玉・東京・愛知・兵庫・福岡で上演されることが決定した。
『オーランド』は、20世紀モダニズム文学の重鎮で最も有名な女流作家のひとりであるヴァージニア・ウルフの代表作。数奇な運命をたどるオーランドの人生を通じて、“真の運命の相手には時代も国も性別も関係なく巡り合えるはず!”という強いメッセージが、奇想天外なストーリーの中で力強く描かれている。今回は演出家・栗山民也の原案、詩人・岩切正一郎の翻案で舞台化される。
あらゆる女性を虜にする美貌の青年貴族・オーランド役を宮沢りえが演じるほか、共演にはウエンツ瑛士、河内大和、谷田歩、山崎一が名を連ねている。
■翻案:岩切正一郎 コメント
オーランドの体には、英国における男性中心の社会から女性が自己表現者として鮮明に自立してゆく350年余りのプロセスが寓意的に折り畳まれています。それを劇として展開する翻案を任されました。ヴァージニア・ウルフが風刺的な物語の人物として創造したオーランドの体と意識は時を越えて広がり、今の日本や世界の状況を包み込んでいます。
オーランドのプロットは演劇的なものを壊す要素でいっぱいです。