映画『今夜、世界からこの恋が消えても』実は旧知の仲! 監督・三木孝浩&脚本・月川翔が対談
また三木曰く、「月川くんはベースが理系で、分析力があって、いろんなものを数値化して脚本作りやクリエイティブを進めていく感じがあるんですよね。そこがすごいなって思います」。
叙情がありながらも理屈で練り上げられた月川の脚本と、感覚で築いていながらも理念に裏打ちされた三木の演出。お互いに映画人として通じ合っているというだけでなく、その資質においても『今夜、世界からこの恋が消えても』のタッグは最高の形となったに違いない。
今度は三木の脚本で月川が演出という形もあり得るのでは?そう三木に聞いてみると、「僕は理屈でものを作れないので(笑)。いつか自分自身で脚本を手掛けてみたいですけどね」。
「月川くんと次にまた何かできるなら、一緒の現場で監督をしてみたいです。ひとつのドラマシリーズをお互い別の回で監督するというのも面白そうだなと思いますね」(三木)
「三木さんと一緒の現場だと、緊張してしまうので……(笑)」(月川)
「しないですよ!(笑) でも今回すごくいい形でできたと思うので、またぜひ何かやりたいですね。
楽しみにしています」(三木)
取材・文:渡辺水央
『今夜、世界からこの恋が消えても』
7月29日(金)公開
(C)2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会