2024年2月26日 12:00
『ゴールド・ボーイ』岡田将生と羽村仁成、ひりひりする悪だくみの頭脳戦【おとなの映画ガイド】
(C) 2024 GOLD BOY
中国の動画サイト、iQIYIで再生回数が20億回を超えた大ヒットドラマの原作小説を日本で映画化した『ゴールド・ボーイ』が、3月8日(金) に全国公開される。主演は岡田将生。『デスノート』シリーズなどを手がけたベテラン、金子修介が監督。大人の殺人犯を子供たちが脅迫する、という奇抜なストーリーで、展開が二転三転し、最後まで目が離せない一級のエンタテインメントになっている。
『ゴールド・ボーイ』
原作は中国のベストセラー作家・紫金陳(ズー・ジェンチン)のミステリー小説『坏小孩』。「The Gone Child」という英語題がついている。日本でも文庫版がでているが、こちらのタイトルは『悪童たち』。それを、この映画で『ゴールド・ボーイ』としたのは、脚本を担当した港岳彦のアイデア。
劇中、頭脳戦を繰り広げる主人公ふたりは中学生以下を対象にした数学コンテストのメダリストであり、そんな光り輝く少年たちが……という意味合いでつけたようだ。冒頭の、書家・金澤翔子による墨痕あざやかな「黄金少年」の題字は、このあとの中国語圏での公開も意識した感じで、インパクトがある。
舞台は夏の沖縄。