2022年7月29日 17:00
【DOBERMAN INFINITY】「失ったからこそ見つけられた」アルバム『LOST+FOUND』に込めた想い
撮影:川野結李歌
DOBERMAN INFINITYがニューアルバム『LOST+FOUND』(ロストアンドファウンド)をリリース。前作『OFF ROAD』から約4年3カ月ぶりとなる本作は、人気シングル6曲に新曲6曲を加えた全12曲をパッケージ盤に収録。それら12曲にさらなる新曲12曲を加えた全24曲の配信限定完全盤もリリースされた。
タイトル『LOST+FOUND』の意味はずばり、“遺失物取扱所”。壮大なボリュームとなり、それぞれの曲が様々な表情を見せてくるこのアルバムには、どんな想いが込められているのか。メンバー全員に話を聞いた。
「ライブが一生できないかもしれないと思った」
──まずは、アルバムタイトルに込めた意味を教えてください。
GS僕らはいつもタイトルを決めてから内容を詰めていくことが多いんですが、今回はコロナ禍を経たことが大きく影響しました。
日常がここまで失われる経験をしたことはなかったですし、順風満帆とまではいかなくても、思いどおりと言えば思いどおりだった。小さな壁はあっても、ここまで想像を超える事態に直面したことはなかったんです。
ライブが一生できないかもしれないと思ったし、音楽を取り上げられる可能性すら感じました。