くらし情報『今月20日まで開催中。「第17回大阪アジアン映画祭」見どころ紹介【後編】』

2022年3月12日 12:00

今月20日まで開催中。「第17回大阪アジアン映画祭」見どころ紹介【後編】

どの映画にも共通しているのはレズビアンを特別なこととして扱ってないということですね。インドの『母のガールフレンド』もタイトル通りです。──台湾の短編は毎年紹介されますが、総じてレヴェルが高いですねえ。

暉峻:よくご存じで。『三月的南国之南』は台湾の歴史を描いている作品で、現在と過去を短い時間の中で現実を反映して作っている作品で、すごいスケール感があります。『凪』の監督は香港の人で、更に面白いのが言語はほとんど日本語なんですね。台湾を舞台に、おそらく香港の情勢を嫌ってやってきた女と日本人の男の出会いがあって恋愛物語になるというような話なんですけれど。直接的に香港情勢を語ってはいないけれど、背景にはそういうことも密かに示している。
──そういえば今、世界中が注視しているウクライナ映画もありますね。

暉峻:『二度と一緒にさまよわない』ですね。監督はモスクワで映画を勉強したウクライナ人、出演者もウクライナ人なんだけど、話は完全にトルコで展開するんです。一方で、短編だけれども有名人が出ている映画もあって、『バグマティ リバー』はクロージング作品にも出ている阿部純子で、こちらは主演作。監督は日本人ですが、全編ネパール撮影ですね。

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