【界 霧島】杜氏のこだわりを知る焼酎の醸造場見学や本格焼酎の飲みくらべもできる、職人・生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」、今年は2つの蔵で開催|2022年6月15日~2月28日
中村酒造場では、すべての工程において機械を一切使わず、手仕事で行います。中村氏から焼酎づくりのこだわりを聞きながら、丁寧につくられていく過程を知ることができる体験です。また今回特別に、中村酒造場で焼酎をつくる過程で使用する、霧島連峰の伏流水を汲み上げた地下水を用いた「前割り」を味わいます。鹿児島県では焼酎をたのしむ方法のひとつとして、あらかじめ好みの濃度まで水を加えておく「前割り」があります。焼酎と水を合わせ、数日間寝かせることで、焼酎と水がなじみ、まろやかな甘みのある味わいを楽しむことができる飲み方です。蔵人のみぞ知る味わいを体験できます。
■焼酎研究を極める「国分酒造株式会社」
1970年に鹿児島県霧島市にて、蔵元10社が集まってできた酒造会社。業界初の米麹を使わない、さつまいも100%の芋焼酎醸造や、絶滅状態にあった芋を苗から復活させて焼酎開発を行うなど、常に独自の焼酎作りを行っています。
杜氏安田 宣久(やすだ のぶひさ)氏
1986年に蔵人として国分酒造に入社し、その後杜氏に就任。過去の文献や歴史から着想を得た焼酎や、香り焼酎の開発など、独創的な焼酎づくりを行っています。