くらし情報『「プレ値が付いているからみんなが欲しがるモノに間違いない」二次流通市場がこの10年で拡大、購買心理も変化【スニーカー解説】』

2024年4月24日 06:00

「プレ値が付いているからみんなが欲しがるモノに間違いない」二次流通市場がこの10年で拡大、購買心理も変化【スニーカー解説】

また、SNSが発達したことも、買ったスニーカーを履かずに保管するという一見不合理な購買行動に拍車をかけています。

ハイプスニーカーを所有しているという自己顕示欲を満たすためにInstagramに本物の写真をアップしつつ、実際に街で履くのはそれらの偽物というケースが見受けられるのも、その証拠と言えるでしょう。

ハイプスニーカーブームはリセール需要があったからこそ、過熱していったという側面は否定できません。

※ドロップ…シーズンごとのコレクションとして展開するのではなく、アイテムが完成したタイミングで発売をする方式。スニーカーやストリートブランドで多用される。

■本明秀文プロフィール
atmos創設者。元Foot Locker atmos Japan最高経営責任者。1968年生まれ。
90年代初頭より、米国フィラデルフィアの大学に通いながらスニーカー収集に情熱を注ぐ。商社勤務を経て、1996年に原宿で「CHAPTER」をオープン。2000年に「atmos」を開き、独自のディレクションが国内外で名を轟かせ、ニューヨーク店をはじめ海外13店舗を含む45店舗に拡大。2021年8月、米国の小売大手「Foot Locker」が約400億円で買収を発表。スニーカービジネスの表と裏を知り尽くす業界のキーパーソン。

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